アシストスーツ 楽衛門 山口新聞

山口新聞にアシストスーツ「楽衞門」が掲載されました。

山口新聞にアシストスーツ「楽衞門」が掲載されました。

介護現場 大切な腰守れ
介護、農業、物流、製造業などの現場で働く人の負担を軽減するアシストスーツ。軽くて簡単に着用できるスーツを販売しているのは、元介護トレーナーでラクエモン(東京都渋谷区)社長の杉村清さん(54)。長年の介護業務で、重い腰痛に苦しんだ経験を生かして開発した。「介護士らに役立つ物作りをしていることに感じています」と語る。

 腰痛苦労の元トレーナー、アシストスーツ開発
杉村さんは専門学校卒業後、介護トレーナーとして約20年間勤務したが、40歳のとき椎間板ヘルニアを発症。左右の腰の骨を削る大手術を経験した。
「手術後は歩くことができず車いす生活になり、排尿や排便の際も非常に苦労しました。つらい経験を経て『いつか自分が元の生活を送れるようになったときに、介護士が腰を痛めずに作業できるようなアシストスーツを作りたい』と思いました」と振り返る。
リハビリを続けながら人体の神経についても勉強し、半年かけて歩けるようになった。退院後、介護用品の展示会場などでスーツを試したものの、自身がイメージしたものとは違った。「どれも高価で、電動式のものは5キロ近い重量で体への負担が大きかった。『自分ならもっと軽くて簡単に着用できる製品を作るのに』と思いました」
その後、ゴムの伸縮を利用した800グラムのアシストスーツを考案。全国各地を回り製造してくれる縫製工場を探し、通算4年かけて2021年に完成した。全9サイズを用意しており、「介護現場を想定して作りましたが、物流や製造業からの問い合わせが多く、現在月100着程度が売れています」。在宅介護をしている女性の購入も多いという。
介護は、おむつの交換や風呂の介助、ベッドから車いすへの移動など、さまざまな作業があります。アシストスーツを着ることで、負担が軽減され、腰痛が原因で退職せざる得ない人が少なくなることを願っています」
杉村さんは今、キックボクシングの現役選手としても活躍中だ。
「腰痛は完治しているわけではないですが、人生を諦めずにいればここまで回復できるのです」と笑顔を浮かべた。

アシストスーツ 楽衛門 山口新聞


楽衞門Story:http://rakuemon.jp/

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